首をボキボキ鳴らす意外なリスク!「よくない」と言われる理由とは?
朝起きると首をボキボキ鳴らすけど?
首はボキボキ鳴らすものでしょ?
朝起きると、首をボキボキ鳴らすのが日課の人も多いのではないでしょうか?
私も長年首を鳴らし続けてきたひとりです。
最初は、首がスッキリして気持ちが良かったので、ついついやってしまうようになりました。
実は、首をボキボキ鳴らすと、頭痛やめまいなどの症状が出ることがあるのです。
そこでこの記事では、首をボキボキ鳴らすことの意外なリスクと、鳴らさないための対処法について解説します。
【プロフィール】
・行橋のストレッチサロンREVERTストレッチトレーナー
・姿勢改善スクールAPI「姿勢改善スペシャリスト」
・ボディメイクコンテスト受賞多数
・大手パーソナルジム公式メディア「パーソナルジムの教科書」の監修者
・著書「自重筋トレ入門」「ダンベルトレーニング入門」
首を鳴らすと健康に悪影響?
首をボキボキ鳴らすと、神経を傷つけたり、首の関節を緩ませたり、危険なリスクが潜んでいます。
首には頚椎と呼ばれる7つの骨が繋がっており、それぞれの間には関節液という液体が存在します。
この液体の中には気泡が含まれており、首を鳴らすとこの気泡が破裂して音が出るのです。
首をボキボキ鳴らすと首の動きが過度になり、神経を圧迫したり、傷つけるリスクが高まります。
また、頻繁に首を鳴らす習慣が身についてしまうと、首の関節が徐々に緩むことも。
その結果、首を守るための靭帯が硬くなってしまい、ムチ打ちのような状態になります。
首をボキボキ鳴らすと、一時的に気持ちよさはありますが、健康リスクが伴う可能性があることを理解しておきましょう。
首を鳴らすとどんな症状が出る?
首をボキボキ鳴らすことで、さまざまな症状が現れます。
ここでは、首をボキボキ鳴らす行為がもたらす、意外な症状ついて解説していきます。
- 首の違和感や痛み
- 片頭痛やめまい
- 手がしびれる
首の違和感や痛み
首をボキボキ鳴らすと、首の違和感や痛みの原因になります。
痛みが伴うと首の動きに制限が出るため、日常生活にもさまざまな影響が出てきます。
片頭痛やめまい
首をボキボキ鳴らすと、片頭痛やめまいを引き起こすため、注意が必要です。
後頭部や頭頂部に強い痛みを感じたり、光や音に敏感になったり、吐き気や嘔吐を伴ったりします。
また、ふらつきや目の前が暗くなる、あるいは物が二重に見えるなど、めまいを引き起こすこともあります。
手がしびれる
首の神経が傷つくことで、手や腕に痛みやしびれを感じることがあります。
この影響により筋力が低下し、日常生活にも影響を及ぼします。
首を鳴らすとどんなリスクがある?
首をボキボキ鳴らすことで、首の神経を傷つけ、さまざまな症状を引き起こします。
これらの症状を軽視し、放おって置くと、深刻な病気につながります。
- 脳への危険性
- 頸椎への悪影響
それぞれ、詳しく解説します。
脳への危険性
首を鳴らす習慣は、一見無害に思えますが、実は脳の健康に大きなリスクをもたらします。
首には、椎骨動脈という大切な血管が通っており、この血管に過度な圧力や摩擦が生じると、血管の内壁が傷つきます。
この状態が続くと、血栓の形成を促進するリスクが高まり、この血栓が脳内の細い血管に詰まると、脳梗塞や脳卒中の原因となるのです。
頸椎への悪影響
首を鳴らす行為は、変形性頸椎症の発症リスクを高めます。
首の関節が過度な刺激や圧力にさらされ続けることで、椎間の距離が縮まり、骨の端が尖って骨棘を形成する疾患
骨棘が周囲の神経や組織を刺激し、痛みやしびれ、筋力の低下などの神経症状を引き起こします。
変形性頸椎症は、年齢を重ねることで発症する病気ですが、首を強く鳴らす習慣がある人は、発症リスクが高まるため、注意しましょう。
首を鳴らさないための対策
これまで、首をボキボキならすリスクについて詳しく解説してきました。
しかし、ついつい首に手を伸ばしてしまう人も多いのではないでしょうか?
最後に、首を鳴らす習慣を断ち切るための対策を5つ紹介します。
- 作業環境を整える
- 首や肩の筋肉を温める
- 肩をほぐすストレッチ
- 首をほぐすストレッチ
- ストレッチ専門店で整える
作業環境を整える
長時間のデスクワークやスマホの使用は、首や肩の負担が原因で首を鳴らしたくなります。
そこで、日常の作業環境を整えることが大切です。
たとえば、パソコンの画面の高さや、椅子の高さ、キーボードの位置などを適切に設定することで、首や肩の負担を軽減できます。
また、スマホやタブレットを使用する際には、画面を持ち上げ、首を下に曲げる時間を減らしましょう。
首や肩の筋肉を温める
首や肩の筋肉を温めると、筋肉の血行を促進し、コリをほぐす効果があります。
筋肉の緊張が緩和され、首を鳴らしたくなる衝動も抑制できるでしょう!
方法は簡単です。
タオルを水で湿らせ、電子レンジで少し温めてから、首や肩に置くことで、筋肉の緊張を緩和できます。
また、近くの薬局やスーパーで手に入る温熱アイテムも効果的です。
温熱パッドや首用のウォーマーは、長時間の温熱効果が期待できるため、おすすめです。
肩をほぐすストレッチ
首を鳴らしたくなったら、代わりに肩をほぐすストレッチをしてみてください。
首の後ろから肩にかけての僧帽筋は、肩こりの原因筋でもあります。
- 立ち姿勢で、背中の腰の部分で両手の指を組みます。
- 深く息を吸いながら、手を引き下げて胸を前に突き出しましょう。
- 数秒キープした後、ゆっくり元の姿勢に戻します。
首をほぐすストレッチ
首のストレッチも効果的です。
首コリの解消も期待できますよ。
まずは、背筋をしっかり伸ばし、アゴを引いて正しい姿勢を保ちましょう。
- 左右の傾けストレッチ
-
- 頭の重さを感じながら、首をゆっくり左右に傾けます。
- 戻すときもゆっくりと中心に戻します。
- アゴを引きながら、目線は正面を維持します。
- 左右の回しストレッチ
-
- 肩や胸は動かさず、首だけを左右に回します。
- 首は直線的に保ち、傾けずに行います。
ストレッチ専門店で整える
首をボキボキ鳴らすリスクはわかっているけど、ついつい鳴らしたくなる人は、ストレッチ専門店を利用しましょう。
ストレッチ専門店では、筋肉の硬さやコリの原因をしっかりと評価し、的確な施術を行います。
このような専門店を利用することで、自ら首を鳴らす必要がなくなり、安全にコリを和らげられます。
ストレッチの効果について詳しく知りたい人は、以下の記事を参考にしてください。
まとめ:首を鳴らす習慣を断ち切ろう
首を鳴らす習慣を断ち切るには、日常の姿勢や生活環境の改善が必要です。
長時間同じ姿勢で過ごしたり、スマホやパソコンを長時間使用したりしていると、首や肩に負担がかかり、コリや痛みの原因となります。
また、首の不調やコリがひどい場合は、プロに相談することも大切です。
行橋のストレッチサロンREVERT(リバート)では、経験豊富なトレーナーが、個別のカウンセリングを元に、最適な改善策を提案します。
- 経験豊富なスタッフが、一人ひとりの体の特性や姿勢の癖をしっかりと評価
- お客さまに合わせたオリジナルのストレッチをご提案
- タイ古式マッサージをベースにしたストレッチで疲労も回復
- 自宅でのセルフケア方法もアドバイスし、日常生活に簡単に取り入れられる方法もご提案
まずは気軽にお問い合わせやご相談ください!
コメント