なぜアキレス腱が切れやすいのか?下腿三頭筋の機能を解説
アキレス腱はなぜ切れやすいの?
アキレス腱断裂は、スポーツ選手や運動習慣のある人に多いケガです。
下腿三頭筋が硬いと、可動域が制限されるため、アキレス腱に負担がかかりやすくなります。
そこでこの記事では、下腿三頭筋の機能とアキレス腱断裂の関係について解説します。
アキレス腱断裂に興味がある人は、ぜひ最後までご覧ください!
【プロフィール】
・行橋のストレッチサロンREVERTストレッチトレーナー
・姿勢改善スクールAPI「姿勢改善スペシャリスト」
・ボディメイクコンテスト受賞多数
・大手パーソナルジム公式メディア「パーソナルジムの教科書」の監修者
・著書「自重筋トレ入門」「ダンベルトレーニング入門」
下腿三頭筋って何?
下腿の筋肉は、伸筋、外側筋、後面の筋肉に分けられます。
後面の筋肉は、さらに浅層と深層に分けられ、浅層の腓腹筋とヒラメ筋の総称が下腿三頭筋です。
筋名 | 起始 | 停止 | 機能 | 支配神経 | |
腓腹筋(外側頭) | 大腿骨の外側上顆 | 踵骨隆起の後面中央 | 足関節の底屈 | 膝関節の底屈 | 脛骨神経(L5〜S2) |
腓腹筋(内側頭) | 大腿骨の内側上顆 | ||||
ヒラメ筋 | 腓骨頭の後面、脛骨ヒラメ筋線、ヒラメ筋腱弓 |
なぜアキレス腱が切れやすいのか?
腓腹筋は、白筋(速筋)の比率が高く、ヒラメ筋は赤筋(遅筋)の比率が高いという特徴があります。
腓腹筋は速筋の割合が高いため、短時間で大きな力を発揮できます。
一方、ヒラメ筋は遅筋の割合が高いため、持久力はありますが、短時間で大きな力を発揮することが苦手です。
そのため、腓腹筋がヒラメ筋よりも早く収縮しようとすると、アキレス腱に大きな負担がかかり、切れやすくなるのです。
ストレッチをすることで、筋肉の柔軟性が高まり、アキレス腱への負担が軽減されます。
腓腹筋
腓腹筋は、ミルキングアクションマッスルとも呼ばれ、静脈とリンパ管を収縮させて、血液とリンパ液の循環を促す働きがあります。
つまり、腓腹筋を動かすことで、むくみを解消する効果が期待できます。
ストレッチはダウンドッグが一般的ですが、拇指球で押し込む(外反)ことで腓腹筋の内側頭を効果的に伸ばせますよ。
外側頭を伸ばしたいなら小指球側(内反)で押し込むとよいでしょう!
ヒラメ筋
ヒラメ筋は、抗重力筋、主要姿勢筋、スーパーフィシャル・バックラインとして、さまざまな役割を担っています。
腓腹筋は浅層にあるため、セルフストレッチが可能ですが、ヒラメ筋は腓腹筋の奥側にあるため、下部線維しかリリースできません。
ストレッチ専門店では、ヒラメ筋上部に対してもアプローチしてくれます。
まとめ:下腿三頭筋は運動とストレッチのどちらも大切
下腿三頭筋は、血液とリンパ液の循環を促す働きがあります。
そのため、運動によって下腿三頭筋を動かすことで、下半身のむくみやひえの解消につながります。
そして、アキレス腱は、ケガをしやすい部位です。
ストレッチによってアキレス腱の柔軟性を高めることで、ケガの予防につながります。
行橋のREVERT(リバート)では、専門知識を活かして一人ひとりのニーズに合ったストレッチを提供しています。
まずは気軽にお問い合わせやご相談ください。
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