キャノーラ油は本当に体に悪いのか?知っておきたい健康への影響
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私は本業でパーソナルジムを運営しており、日々お客様の健康や栄養に関する相談を受けています。
キャノーラ油は、手頃な価格で使いやすく、多くの家庭で日常的に利用されています。
しかし、「キャノーラ油は体に悪いのでは?」という疑問を抱く人も少なくありません。
とくに、遺伝子組み換え作物の使用やリノール酸の過剰摂取が健康に悪影響を与える可能性が指摘されています。
本記事では、キャノーラ油が体に与える影響を詳しく解説し、正しい選び方のポイントをご紹介します。
油の選び方一つで、あなたの健康は大きく変わります。
きちんと理解して、自分に合った安全な油を選びましょう!
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キャノーラ油とは?
キャノーラ油について、「なんとなく知っているけど詳しくは知らない…」という方も多いのではないでしょうか?
キャノーラ油は、カナダで品種改良されたキャノーラというアブラナ科の植物から作られるなたね油の一種です。
エルカ酸やグルコシノレートという健康に影響を与える成分が少なく、比較的安全とされています。
- エルカ酸は過剰に摂取すると心機能障害のリスクがある
- グルコシノレートは甲状腺障害を引き起こす可能性がある
しかし、キャノーラ油には上記の成分がほとんど含まれていません。
こう聞くと、キャノーラ油は健康に良さそうに思えますよね。
では、なぜ「体に悪い」と言われるのでしょうか?
次の章で、その理由について詳しく解説していきます。
キャノーラ油が体に悪いと言われる6つの理由
キャノーラ油が体に悪いと言われる理由は以下の6つです。
- 遺伝子組み換えの原材料が使われている
- 製造過程でノルマルヘキサンが使用されている
- トランス脂肪酸の多さが健康リスクを高める
- 高温加熱で発生するヒドロキシノネナールの危険性
- アレルギーや炎症を引き起こす可能性がある
- 記憶力や学習能力の低下に関与する
遺伝子組み換えの原材料が使われている
キャノーラ油の多くには遺伝子組み換え原材料が使われていることが知られています。
日清オイリオのホームページでも、遺伝子組み換えではない油の種類が紹介されていますが、サラダ油やキャノーラ油は含まれていません。
参考:日清オイリオ‐遺伝子組換えに関するQ&A
遺伝子組み換え作物に対する懸念の一つは、アレルギー反応や長期的な健康リスクがあるかもしれないという点です。
これを聞くと、「やっぱり不安だな」と感じるのも無理はありませんよね。
私たちが普段食べているものが、直接健康にどう影響するのかはすぐにはわからないことも多いですが、避けられるなら避けたほうが安心だと思う方もいるでしょう。
また、遺伝子組換え食品について詳しく知りたい方は、こちらの記事もご覧ください。
→遺伝子組換え食品は体に悪い?メリット・デメリットをわかりやすく解説
製造過程でノルマルヘキサンが使用されている
キャノーラ油の製造には、抽出法という方法が使われています。
低コストで大量生産ができるため、安価な食用油の製造に広く用いられている方法です。
しかし、この製造過程で使われるのが、石油系の溶剤であるノルマルヘキサンです。
ガソリンに含まれる石油系の溶剤で毒性がある
キャノーラ油の製造過程では高温処理によって蒸発し、最終製品には残らないとされていますが、石油系溶剤を使っていると聞くだけで不安になってしまう方も多いのではないでしょうか。
私たちが口にするものが、石油由来の溶剤で処理されていると聞くと、やはり気になりますよね。
より自然な製法を選びたい方は、のちほど紹介する圧搾法についても参考にしてみてください。
トランス脂肪酸の多さが健康リスクを高める
キャノーラ油にはトランス脂肪酸が多く含まれています。
悪玉コレステロールを増やし、善玉コレステロールを減らすため、動脈硬化や心血管疾患のリスクが高まる
農林水産省やWHO(世界保健機関)は、トランス脂肪酸の摂取を総エネルギー摂取量の1%未満に抑えるように推奨しています。
1日に約2g未満が目安です!
日清オイリオによる分析によると、2023年4月現在、サラダ油やキャノーラ油のトランス脂肪酸の含有量は他の油に比べて高いことがわかっています。
商品名 | 含有量 |
---|---|
日清サラダ油 | 1.2g/100g |
日清キャノーラ油 | 0.8g/100g |
日清一番搾りべに花油 | 0.1g未満/100g |
MCTリセッタ | 0.8g/100g |
日清こめ油 | 0.3g/100g |
日清アマニ油 | 0.3g/100g |
ボスコエキストラバージン オリーブオイル | 0.1g未満/100g |
日清ヘルシーごま香油 | 0.6g/100g |
また、トランス脂肪酸はキャノーラ油だけでなく、以下の食品にも含まれています。
- バターやマーガリン
- ショートニング
- ケーキやクッキー
- ドーナツ
また、牛や羊、山羊などの肉にも天然のトランス脂肪酸が含まれているため、日常的に私たちの体に入っているのです。
キャノーラ油やサラダ油を多く使う方は、一度自分の食生活を見直してみるのも良いかもしれません。
少しずつトランス脂肪酸の少ない油に切り替えて、健康リスクを減らしていきましょう。
高温加熱で発生するヒドロキシノネナールの危険性
サラダ油やキャノーラ油などを使って高温で調理すると『ヒドロキシノネナール(HNE)』という毒性の強い物質が発生します。
油を約200度で加熱したときに酸化が進んで発生する物質
ヒドロキシノネナールは体内の細胞膜や悪玉コレステロール(LDL)に付着し、酸化損傷を引き起こすとされています。
簡単に言えば、細胞を傷つけてしまうリスクがあるということです。
とくに、抽出法で作られた油や高温で長時間加熱した油では、ヒドロキシノネナールが発生しやすくなります。
また、油を繰り返し使ったり、長時間加熱したりすると、酸化が進みヒドロキシノネナールの量が増えるとされています。
とはいえ、ヒドロキシノネナールの健康への影響は、今のところ動物実験でしか確認されていません。
高温で調理した食品に含まれるヒドロキシノネナールの量もごくわずかで、すぐに健康被害を引き起こすとは考えにくいですが、できる範囲でリスクを減らしていくことが大切です。
- 揚げ物の油は使い回さない
- できるだけ低温調理を心がける など
参考:KAKEN
アレルギーや炎症を引き起こす可能性がある
キャノーラ油に含まれるリノール酸を摂りすぎると、以下のような症状を引き起こします。
- アレルギー
- 慢性的な炎症(肩こりや関節の痛み)
- 女性の月経に伴う症状の悪化
とくに、日本人の食生活では、料理や加工食品を通してリノール酸を多く摂りがちです。
リノール酸は『オメガ6脂肪酸』の一種で、体に必要な成分ですが、現代の食事では摂りすぎてしまいます。
一方で、『オメガ3脂肪酸』は、体の炎症を抑える役割がある良い脂肪酸ですが、こちらは不足しがちです。
オメガ6(リノール酸)とオメガ3(α-リノレン酸)の理想的な比率は4:1または2:1とされていますが、現代の食生活では20:1以上になることも珍しくありません。
このような偏りが、体内の炎症反応を促進し、健康に悪影響を与えるのです!
オメガ6脂肪酸(リノール酸)は、加工食品や外食などに多く含まれているため、意識して摂取しなくても十分に摂れてしまう油です。
だからこそ、キャノーラ油などでさらに摂りすぎないように注意が必要なのです。
不足しがちなオメガ3は、サプリメントなどで補うと良いでしょう。
記憶力や学習能力の低下に関与する?
アメリカのテンプル大学の研究では、キャノーラ油を摂取したアルツハイマー病のマウスで学習能力や記憶力の低下、体重増加が見られたと報告されています。
この研究によると、キャノーラ油を与えたマウスの脳内では、アルツハイマー病の原因とされる「アミロイドβ42」という物質がたまりやすくなり、脳の働きに悪影響を与えることが分かりました。
また、脳を守る働きをする「アミロイドβ1-40」というたんぱく質が減少し、これが記憶力や学習能力の低下に関係していると考えられています。
もちろん、マウスの実験結果がそのまま人間に当てはまるわけではありませんが、こうした研究が示すリスクを考えると、キャノーラ油の摂取を見直すことも一つの選択肢かもしれません。
参考:Newsweek‐キャノーラ油で認知症が悪化する──米研究
キャノーラ油の代用品
キャノーラ油が体に悪いかもしれないと聞くと、「じゃあ何を使えばいいの?」と迷ってしまいますよね。
安心して使える油を選びたいなら、以下のオイルがおすすめです。
- アボガドオイル
- オリーブオイル
アボガドオイル
アボカドオイルは、オレイン酸が豊富で、オリーブオイルと同じように心臓に良いとされています。
アボカドオイルの魅力はそれだけではありません!
最大の特徴は、煙点が250℃と非常に高いこと。
揚げ物や炒め物でも安心して使えます。
「油が劣化して健康に悪いのでは?」と心配な方にはぴったりです。
また、ビタミンEやカロテノイドも豊富に含まれているので、抗酸化作用で肌の健康を保つ効果や、免疫力の向上も期待できますよ。
低温圧搾一番搾り エキストラ バージン カリフォルニア アボカドオイル
カリフォルニア アボカドオイルは、セントラルカリフォルニアで栽培されたHASS種のアボカドを使用しており、果肉から搾り出されるため、鮮やかな緑色と豊かな風味が特徴です。
一番搾りの製法で、一度だけ搾られた純粋なオイルを使用しているため、品質が高く、安全性にも優れています。
オリーブオイル
オリーブオイルは、健康を気にする人には欠かせない油です。
主成分のオレイン酸が、悪玉コレステロールを減らしつつ、善玉コレステロールは保ってくれため、生活習慣病の予防に役立つと言われています。
- 動脈硬化
- 心筋梗塞
- 脳梗塞 など
さらに、オレイン酸は皮膚を柔らかくする効果もあるので、乾燥による小じわや肌のごわつきが気になる方にもおすすめです。
健康面だけでなく、美肌効果も期待できるのは嬉しいポイントです。
ただし、オリーブオイルの煙点は191℃なので、高温での調理や長時間の加熱をする際には、アボカドオイルを使ういましょう。
認知症関連の死亡リスクが下がる
オリーブオイルは、健康面での効果だけでなく、認知症予防にもつながる可能性があります。
ハーバード大学の研究によると、1日7グラム以上のオリーブオイルを摂取する人は、ほとんど摂取しない人と比べて、認知症関連の死亡リスクが約30%低いことがわかりました。
さらに、毎日5グラムのマヨネーズをオリーブオイルに置き換えるだけでも、認知症関連の死亡リスクが14%低下するという結果が出ています。
ちょっとした食生活の見直しが、将来の健康リスクを減らすことにつながるかもしれません。
オリーブオイルを賢く取り入れて、より健康的なライフスタイルを目指してみてくださいね。
参考:Pud Med
ヴィラブランカ オーガニック エクストラバージンオリーブオイル
ヴィラブランカ オーガニック エクストラバージンオリーブオイルは、品質、風味、栄養のすべてにおいて非常に優れたオリーブオイルで、安心して使用できる製品です。
ヴィラブランカは、有機JAS・EUオーガニックの認定を受けたオリーブオイルで、高い品質管理のもとで製造されています。
使用されているオリーブは、スペイン・アンダルシア州で栽培された有機オリーブ(ピクアルとオヒブランカ)であり、収穫後24時間以内にコールドプレス製法で搾油されるため、オリーブの香りや風味がしっかりと保たれています
※コールドプレス製法については後述します。
キャノーラ油を使うときの選び方
アボガドオイルやオリーブオイルは魅力的ですが、お値段が気になりますよね。
とくに毎日の料理に使うとなると、費用面での負担を考えてしまいます。
そこで、キャノーラ油を使いたい方に向けて、少しでも健康リスクを減らすための選び方を3つ紹介します。
- 遺伝子組換えではない安全な油を選ぶ
- 圧搾法で抽出された高品質な油を選ぶ
- 湯洗い精製された油を選ぶ
遺伝子組換えではない安全な油を選ぶ
ラベルに『遺伝子組み換えでない』と記載されている油を選びましょう。
また、日本では、遺伝子組み換え作物の栽培が禁止されているので、国産の原材料を使った油を選べば、安心感が増します。
さらに、有機JAS認定の油なら、有機農作物の基準で『遺伝子組み換え種苗は使わない』と定められているので、より安全です。
圧搾法で抽出された高品質な油を選ぶ
油を選ぶとき、どうやって作られているかも大事なポイントです。
一般的には『抽出法』と『圧搾法』がありますが、圧搾法で作られた油は、化学溶剤を使わずに圧力だけでしぼり取るので、ビタミンや抗酸化成分などの栄養素も守りやすくなります。
一方、抽出法では石油系の溶剤『ノルマルヘキサン』を使って油を取り出します。
湯洗い精製された油を選ぶ
油はしぼった後に『精製』という不純物を取り除く工程があります。
この工程でも2つのやり方があります。
- 化学薬品を使った方法
- 湯洗い精製
過去には『カネミ油症』という事件で、精製中に混入した化学薬品が原因で健康被害が起きたこともありました。
その点、湯洗い精製は化学薬品を使わず、お湯で油を洗って不純物を取り除く方法なので、薬品が残る心配がありません。
ただし、湯洗い精製された油は価格が高いので、選ぶ際は予算と相談してくださいね。
まとめ:キャノーラ油の選び方と健康への影響を見直そう
キャノーラ油をはじめとする植物油は、日常生活に欠かせない存在です。
しかし、選び方によって健康への影響が大きく変わります。
今回紹介したポイントを参考に、自分や家族の健康を守るために、より安全で高品質な油を選びましょう。
油の選び方を見直すことで、毎日の食事がさらに健康的でおいしくなりますよ。
追伸:家族の健康を守りたい方は必見です!
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