猫背はNG!姿勢の重要性と猫背のリスクを徹底解説

猫背だけど体に不調が出ていないから大丈夫!

と思っているあなた。

猫背は見た目が悪いだけでなく、肩こりや腰痛など、さまざまな健康リスクを招きます。

また、猫背は運動能力の低下や転倒のリスクを高めるともいわれています。

健康のためにも、猫背を改善することはとても大切です。

そこで、この記事では、姿勢の重要性と猫背のリスクについて解説します。

よしひろ

正しい姿勢を身につけて、健康寿命を延ばしましょう!

この記事を書いた人
吉廣 泰則
やす

【プロフィール】
・行橋のストレッチサロンREVERTストレッチトレーナー
・姿勢改善スクールAPI「姿勢改善スペシャリスト」
・ボディメイクコンテスト受賞多数
・大手パーソナルジム公式メディア「パーソナルジムの教科書」の監修者
・著書「自重筋トレ入門」「ダンベルトレーニング入門」

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姿勢の重要性

私たちの背骨は、S字型の曲線を描いています。

これは、重たい頭を支えながら歩くために必要な形状です。

S字型の背骨は、サスペンションのように重力を分散し、首や腰の負担を和らげています。

しかし、姿勢が悪いと、このS字型が崩れてきます。

すると、背骨のクッションの役割が弱くなり、背骨にかかる負担が増加するのです。

その結果、肩こりや腰痛などの症状を引き起こしやすくなります。

成人の頭の重さは約4~6kgもあります! 

背骨は人生の過程で変化する

生まれたての赤ちゃんの背骨は、Cカーブを描いています。

首がすわり、お座りができるようになると、頭を支えるために頸椎(首の骨)が前弯し始めます。

そして、はいはいが終わって歩き始めると、腰椎が前弯することで、S字カーブが形成されるのです。

しかし、年齢とともに背筋力が弱まり、背骨の柔軟性も低下すると、S字カーブが崩れて、再びCカーブへと戻っていきます。

この状態を「猫背」といいます。

このように、成長する過程で、背骨は変化していくのです。

猫背のリスク

猫背の老人

猫背にはさまざまなリスクが伴います。

  • 頭の位置が前にくる
  • 足の関節が過剰に使われる
  • 筋肉が固くなる

頭が前に出る

猫背は、バランスを悪くし、転倒のリスクを高めます。

なぜなら、頭の位置が前方に移動し、姿勢が不安定になるからです。

静止姿勢では、体の重心線が、支持基底面の中に落ちています。

支持基底面とは、体重を支えるために必要な床面積のことです。足の裏が床に接している面積だけではなく、たとえば四つ脚テーブルなどでは、脚で囲まれた床面積全体を指します。

重心線が支持基底面の中に落ちている部分が中心に近いほど、姿勢は安定するのです。

重心線が前方に移動すると、ちょっとつまづいたりしただけで、簡単に重心が支持基底面から外れ、転倒しやすくなります。

足の関節に負担がかかる

猫背になると、重心が前方に移動し不安定になるため、他の関節で代償しようとします。

具体的には、膝と股関節を曲げて、腰も少し曲げて後ろに引きます。

このようにすることで、重心を元に戻そうとするのです。

猫背で立っているだけですでに股関節は曲がっています。

そのため、歩くときなど、通常よりも股関節を曲げて歩かなければなりません。

通常よりも筋肉を使うため、とても疲れやすくなります!

筋肉が緊張する

猫背になると、もも裏の筋肉が緩んだ状態になります。

その状態が続くと、筋肉が固くなり、膝が伸びにくくなるのです。

膝が伸びにくくなると、脚が伸びにくくなり、つまずきやすくなり、転倒のリスクが高まります。

また、膝の曲げ伸ばしがスムーズにできなくなるため、運動能力の低下にもつながります。

S字を保った良い姿勢とは?

良い姿勢とは、背骨に自然なS字カーブが形成されている状態です。

横から見ると以下を結ぶラインが一直線になるようにします。
  • 乳様突起(耳)
  • 肩峰(肩)
  • 大転子(太ももの出っ張っている骨)
  • 膝蓋骨後面(膝のお皿の裏側)
  • 踵立法関節(くるぶしの2〜3cm前)
正面から見ると以下を結ぶラインが一直線になるようにします。
  • 肩峰や骨盤の高さが左右対称
  • 眉間
  • 剣状突起(みぞおち)
  • 恥骨結合(おへそ)
  • 膝関節中間点(膝の間)
  • 距腿関節中間点(くるぶしの間)

自分の姿勢の重心のラインがどこを通っているか確認し、気になる部分があれば、改善するようにしましょう。

猫背を改善するために鍛えたい筋肉

意識的に筋トレをしていないと、筋肉は落ちてしまいます。

とくに、背筋とインナーマッスルは、普段の生活ではあまり使われないため、気づかないうちに落ちてしまっています。

背筋

腹筋は、仰向けの状態から起き上がるときなどに使われますが、背筋は、普段の生活ではあまり使われないため、意識的に鍛えようとしない限り衰えてしまいます。

背筋が衰えると、背中が丸くなり、猫背になります。

インナーマッスル

猫背を改善するためには、背筋のほかに、インナーマッスルを鍛えることも重要です。

インナーマッスルとは、体の深層部にある筋肉の総称。

インナーマッスルは、普段の生活の中で意識的に使うことが少ないため、衰えやすい筋肉です。

インナーマッスルを鍛えるには、コアトレーニングやバランストレーニングを行いましょう。

まとめ:ストレッチとトレーニングで正しい姿勢を維持しよう

正しい姿勢を維持することは、健康的な生活を送るために欠かせません。

しかし、現代人は、デスクワークやスマホの使用など、長時間同じ姿勢を続けることが多いため、姿勢の悪化が問題となっています。

姿勢の悪化は、腰痛や肩こり、頭痛などの痛みを引き起こすなど、さまざまな悪影響を及ぼします。

姿勢を改善するためには、ストレッチとトレーニングが効果的です。

しかし、ストレッチやトレーニングを継続するのは難しいものです。

行橋のREVERT(リバート)では、専門知識をもったスタッフが、一人ひとりのニーズに合ったストレッチとトレーニングを提供しています。

また、インナーマッスルの重要性を理解しているからこそ、コアバランストレーニングを実施しています。

よしひろ

正しい姿勢を維持して、健康的な生活を送りましょう

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