【知らないとヤバい】20代女性が陥りやすい「やせメタボ」の危険性と対策
やせメタボとは、見た目は細いのに、糖尿病のリスクが高い状態です。
とくに20代女性に多く見られると言われ、深刻な問題となっています。
本記事では、20代女性がなりやすいやせメタボの原因と、今すぐできる対策について詳しく解説します。
「えっ、私大丈夫?」
と思っているあなたも、もしかしたらやせメタボ予備軍かもしれません。
【プロフィール】
・行橋市のパーソナルジム「REVERT」代表トレーナー
・姿勢改善スクールAPI「姿勢改善スペシャリスト」
・ボディメイクコンテスト受賞多数
・大手パーソナルジム公式メディア「パーソナルジムの教科書」の監修者
・著書「自重筋トレ入門」「ダンベルトレーニング入門」
やせメタボとは?
「やせメタボ」とは、やせているのに、体内では血糖値を下げるインスリンの働きが悪くなっている状態を指します。
一般的に、糖尿病は肥満が原因とされることが多いですが、最近の研究によると、やせている人でも糖尿病になるリスクがあることが明らかになっています。
日本の20代女性の5人に1人が「やせ」の状態にあるそうです!
やせメタボになる原因
やせメタボになる原因は誤った自己認識です。
多くの若い女性が、標準体重でありながら「太っている」と誤認しています。
マイウェルボディ協議会の調査によると、16歳から23歳の女性1000人のうち、74%が自分を「太っている」と感じているそうです。
しかし、多くの女性は普通体重以下なのです。
誤った自己認識は、食べないといった不健康な行動につながり、最終的には「やせメタボ」などの健康リスクを引き起こします。
やせている状態が続くと?
やせている状態が続くと、下記のような症状が現れます。
- 月経異常
- 骨粗鬆症
- 糖尿病
月経異常
「やせ」はエストロゲンという女性ホルモンの分泌量を低下させ、無月経を引き起こします。
これにより、妊娠しにくい状態となり、低出生体重児のリスクが高まります。
近年増えている2500g未満の低出生体重児は、母親の「やせ」がリスク要因となっているそうです。
骨粗鬆症
女性の骨量は20歳ごろにピークに達しますが、この時期にエストロゲンが不足すると、将来的に骨粗鬆症になりやすくなります。
糖尿病
先述しましたが、やせている状態は糖尿病のリスクを高めます。
なぜなら、インスリンの働きが悪くなり、耐糖能異常を起こす可能性があるからです。
とくに20代のやせた女性には、健康的とはいえない状態の人が多いです。
- 食べる量が少ない
- 運動量が少ない
- 筋肉量が少ない
これらの点が、肥満の人と同様に糖尿病のリスクを高めるため、「やせメタボ」と呼ばれています。
健康を守るために今すぐできる対策
SNSの影響により「やせていることが良い」というイメージが強調され、結果として食べないという不健康な行動を取りがちです。
しかし、大切なのは自分が太っていないという事実を認識することです。
基本的な対策として、以下のことを行いましょう。
- しっかり食べて運動する
- 正しい情報を見極める
- ひとつの情報源に依存せず、複数の信頼できる情報から知識を得る
まとめ:正しい情報と方法で健康的な生活を送ろう!
インターネットの普及により、さまざまな情報を無料で手に入れられるようになりました。
しかし中には、根拠のない情報が混じっていることも少なくありません。
とくにインフルエンサーが発信する情報は、影響力からつい信じてしまいがちです。
大切なのは聞いた情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、自分自身で情報を検証することです。
- 情報の出典を確認する
- 複数の情報源を参照する など
自分自身の健康を守るためにも、情報の選択には注意してくださいね。
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