みりん風調味料は危険?健康に良い本物のみりんの見分け方を解説
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私は本業でパーソナルジムを運営しており、日々お客様の健康や栄養に関する相談を受けています。
みりんは料理やお菓子作りに欠かせない調味料ですよね。
煮物の味付けに深みを出したり、照りをつけたりと、本当に便利です。
しかし、スーパーでみりんを選ぶときに、本みりんやみりん風調味料など、いくつか種類があるのをご存じですか?
それぞれの違いを気にしたことがない方も多いかもしれませんが、実は選ぶみりんの種類によっては体に与える影響が変わることもあるんです。
気をつけたいですよね…。
そこで本記事では、タイプ別にみりんの違いをわかりやすく解説し、本物のみりんの選び方をご紹介します。
しっかり違いを理解し、自分にあったみりんを見つけましょう!
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みりん風調味料は危険?
みりん風調味料は手軽で安いので、ついつい手に取ってしまうことありますよね。
でも、ちょっと待ってください。
『みりん風』とあるように、実は『みりんっぽい』だけで、安価な原材料や製造方法で作られていることが多いんです。
- 安価なアルコール
- 人工的な糖類 など
さらに、味を整えるために調味料や酸味料などの添加物が加えられていることも。
とくに気をつけたいのは、みりん風調味料に含まれる水あめやぶどう糖果糖液糖です。
これらは、遺伝子組換えの原料を使って作られることが多いのをご存知ですか?
遺伝子組み換え作物には、アレルギー反応や長期的な健康リスクが懸念されるため、できるだけ避けた方が安心です。
「安いから良い!」と思って選んでしまうかもしれませんが、どんな原材料や製造方法があるのかをしっかりと確認することが大切です。
【タイプ別】みりんの違いを解説
みりんと一口に言ってもいろいろな種類があります。
それぞれがどんな特徴を持っているのか知ることで、安心して選べるようになりますよ。
ここでは、みりんの違いを簡単に解説します。
種類 | 原材料 | アルコール度数 | 塩分 |
---|---|---|---|
本みりん | もち米、米麹、焼酎 | 約14% | 0% |
みりん風調味料 | 糖類(ブドウ糖や水あめなど)、米、米麹、化学調味料 | 1%未満 | 1% |
みりんタイプ調味料 | うるち米、糖類、醸造アルコール、食塩 | 約14% | 2% |
本みりん
原材料:もち米、米麹、焼酎
アルコール度数:約14%
塩分:0%
※原材料・アルコール度数・塩分は一例です
本みりんは、40日から60日かけて糖化・熟成させて作られています。
この熟成期間によって、自然な甘みと深い旨味が引き出され、料理に風味を加えてくれます。
中には、上記の原材料のほかに、醸造アルコールや糖類が含まれているものもありますが、できれば糖類が入っていないシンプルな原材料から作られたものを選ぶのがおすすめです。
みりん風調味料
原材料:糖類(ブドウ糖や水あめなど)、米、米麹、化学調味料
アルコール度数:1%未満
塩分:1%
※原材料・アルコール度数・塩分は一例です
みりん風調味料は、名前の通り『みりんのような調味料』で、原材料や製法は本みりんとは大きく異なります。
主に、糖類や化学調味料が使われており、味を調整するための添加物が含まれることが多いのが特徴です。
アルコール分がほとんどないため、酒税法の対象外となり、企業は安価で提供できるメリットがあります。
しかし、本みりんのように時間をかけた糖化や熟成のプロセスを経ていません。
代わりに、添加物を含む原材料を混ぜ合わせるだけで作られています。
みりん風調味料はコストは抑えられているものの、なるべくなら避けたいものです。
みりんタイプ調味
原材料:うるち米、糖類、醸造アルコール、食塩
アルコール度数:約14%
塩分:2%
※原材料・アルコール度数・塩分は一例です
みりんタイプ調味は、本みりんに近いものの、塩分が含まれています。
単純に本みりんに食塩を加えただけのものもあれば、水あめやその他の添加物を使用したものもあります。
コストを抑えたい場合には、できるだけシンプルな、食塩のみを加えたみりんタイプ調味料を選ぶのがおすすめです
ただし、塩分が含まれているため、醤油や食塩と合わせて使うときには塩加減に注意が必要です。
健康に良い本物のみりんを選ぶポイント
本みりんには、「伝統製法」と「新式製法」の2つの製法があります。
- 伝統製法
-
江戸時代から続く伝統的な製法で、原材料は米、米麹、焼酎のみ。
熟成期間が半年から1年以上と長く、時間をかけてじっくり糖化・熟成されるため、自然な甘みとコクが引き出されます。
- 新式製法
-
戦後の米不足の時代に開発された製法で、原材料に醸造アルコールや糖類を加えることが多いです。
醸造アルコールによって熟成期間を40〜60日と短縮し、自然な甘みが不足する分を糖類で補っています。
本みりんを選ぶ際は、できるだけ伝統製法で作られたものを選びましょう。
原材料に米、米麹、焼酎のみを使用し、時間をかけて熟成させた本格的なみりんです。
また、産地にも注目することが大切です。
国産の原材料を使用した本みりんは、農薬の使用や輸入時のポストハーベスト(収穫後の農薬)の問題が少なく、より安心です。
本物のみりんを見分けるコツ
本物のみりんを、簡単に見分けるコツは、ラベルに『伝統製法』や『古式』と書かれているかどうかをチェックしましょう。
見当たらない場合は、原材料を確認するのがポイントです。
糖類や醸造アルコールが含まれていないのポイントです!
原材料に『糖類』や『醸造アルコール』が含まれている場合は、新式製法の可能性が高いでしょう。
まとめ:シンプルな原材料の本みりんを選ぼう
本記事では、本みりん、みりん風調味料、みりんタイプ調味料の違いについて簡単に解説してきました。
どれも『みりん』という名前が付いていますが、中身はまったく別物です。
とくに、みりん風調味料はコストを抑えるために、糖類や化学調味料、酸味料などの添加物が加えられています。
- ラベルに『伝統製法』や『古式』と書かれているか確認する
- 原材料はもち米、米こうじ、焼酎のみ
次回のお買い物のときは、本記事を参考にしてみりんを選んでみてくださいね。
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