グリーンダカラって本当に体に悪いの？知っておきたい効果とリスク

その中でも多いのが、スポーツドリンクに関する質問です。

グリーンダカラは、人気のスポーツドリンクですが、「体に悪いのでは？」という不安の声を耳にすることもあります。

実際のところ、グリーンダカラは適切に飲めば水分補給に役立つ飲料です。

ただし、糖質の量や添加物など、気をつけるべきポイントもあるのが事実です。

そこで本記事では、グリーンダカラの注意点や飲み方のコツについて解説していきます。

スポーツドリンクの選び方や、水分補給について知りたい方は、ぜひ最後までご覧ください。

グリーンダカラとは？

グリーンダカラは、サントリーが展開する人気の水分補給飲料です。

スポーツ時の水分補給に適した浸透圧設計で、体内への水分吸収がスムーズに行われます。

また、熱中症対策に重要なナトリウムやカリウムなどのミネラルをバランスよく配合しているため、激しい運動で失った水分を効果的に補えます。

スポーツシーンだけでなく、日常的な水分補給にも広く活用されており、子どもからお年寄りまで幅広い世代に支持されている飲料です。

グリーンダカラの特徴

グリーンダカラには、以下の2つの特徴があります。

熱中症対策に最適

グリーンダカラは、熱中症対策に重要な電解質をバランスよく配合しています。

汗で失われやすいナトリウムやカリウムを適度に含み、体内の水分バランスを整えやすい設計になっています。

とくに注目したいのは、スポーツドリンクに重要な浸透圧が体液に近い値に調整されていること。

飲んだ水分が体内に素早く吸収されるため、熱中症対策や激しい運動後の水分補給にぴったりです。

子どもから大人まで安心して飲める

グリーンダカラは、カフェインを一切含んでいないため、妊娠中の方や小さなお子さまでも安心して飲めます。

また、自然由来の果物やハチミツを使用しており、人工的な甘さが抑えられた優しい味わいが特徴です。

気温の高い日が続くときは、冷蔵庫に常備しておくと安心です。

グリーンダカラが体に悪い理由

グリーンダカラは、適量を守れば健康に役立つ飲料ですが、飲み過ぎには注意が必要です。

糖質の多さが肥満の原因に

グリーンダカラには運動時のエネルギー補給のため、一定量の糖質が含まれています。

100mlあたり約4.4gの糖質があり、600mlボトル1本では約25gに相当します。

角砂糖6個分に相当する量です。

運動をしない時に飲み過ぎると、エネルギーとして使われない糖質が脂肪として蓄積され、肥満の原因となります。

日常的な水分補給には、糖質ゼロの飲み物を選びましょう。

他の飲料と糖質を比較

一般的な清涼飲料と比較すると、グリーンダカラの糖質量は決して多くありません。

以下は代表的なスポーツドリンクとの比較です。

ポカリスエット	約31.0g（500ml）
アクエリアス	約23.5g（500ml）
グリーンダカラ	約25.0g（600ml）

グリーンダカラは容量が多い分、糖質量もやや高めですが、適量を守れば問題ありません。

ペットボトル症候群のリスク

過度なスポーツドリンクの摂取は、「ペットボトル症候群」を引き起こす可能性があります。

暑い季節は喉が渇きやすく、知らず知らずのうちに飲み過ぎてしまいがちです。

重症化すると高血糖による意識障害を起こし、救急搬送されるケースもあります。

普段の水分補給は水やお茶を選び、運動時に限ってグリーンダカラを活用するのがよいでしょう。

気になる添加物の存在

グリーンダカラには、以下の添加物が含まれています。

とくに注意が必要なのは香料と塩化カリウムです。

香料は天然・合成合わせて約760種類もあり、一括表示が認められているため具体的な成分が分かりません。

また塩化カリウムは、大量摂取すると消化器への刺激や血圧上昇を引き起こす可能性があります。

1日1本程度なら問題ありませんが、添加物を大量に摂取し続けると、腸内環境が乱れ、体調不良やアレルギー症状の原因になることもあります。

添加物の影響が気になる場合は、以下の記事で簡単にセルフチェックできるので、ぜひ一度確認してみてください。

グリーンダカラを上手に飲むコツ

グリーンダカラは、運動時や入浴時など、汗をかく場面での利用がおすすめです。

運動する人におすすめ

運動時にグリーンダカラを摂取する場合、開始30分前に飲むのが最適です。

このタイミングで飲むことで、糖質やミネラルが効率よく吸収され、運動中のエネルギー源として活用できます。

また、長時間の運動では、活動中も15分おきに少しずつ飲むことで、脱水予防と持久力の維持に役立ちます。

夏場の屋外スポーツや強度の高い運動時では、熱中症予防のために積極的に取り入れましょう。

より詳しい熱中症対策については、以下の記事を参考にしてください。

お風呂の前後に飲む

入浴時は意外に多くの汗をかきます。

湯船に浸かる場合、1回の入浴で約800mlもの汗をかくこともあるため、水分補給が欠かせません。

とくにサウナや長時間の入浴では脱水症状のリスクが高まるため、こまめな水分補給を心がけましょう。

入浴前にグリーンダカラを飲んでおくことで、脱水を予防できます。

グリーンダカラに含まれるナトリウムやカリウムは、汗で失われたミネラルの補給に効果的です。

出典：ポカリスエット

グリーンダカラを飲むときに気をつけたい2つのこと

グリーンダカラは水分補給に便利ですが、適切な飲み方を知っておくことが大切です。

とくに飲む量とタイミングには注意が必要です。

1日1本を目安に

グリーンダカラの適切な摂取量は、600mlペットボトル1本が目安です。

これは、WHO（世界保健機関）が推奨する1日の糖類摂取量に基づいています。

WHOのガイドラインでは、糖類摂取を総エネルギー量の10％未満に抑えることを推奨しており、可能であれば5％未満が理想的とされています。

グリーンダカラ1本（約25gの糖質）は、この5％の基準に近い量です。

私たちは飲料以外の食事からも糖質を摂取するため、グリーンダカラの飲み過ぎは1日の糖質摂取量を大きく超える原因になりかねません。

ただし、激しい運動をする場合は、消費カロリーに応じて適宜増やすことも可能です。

出典：食品安全委員会

飲むタイミング次第で下痢になる

グリーンダカラはアイソトニック飲料（体液と同じ浸透圧の飲料）であり、通常は体内への吸収がスムーズです。

しかし、胃腸の調子が悪いときには注意が必要です。

アイソトニック飲料に含まれる糖質や電解質が腸を刺激し、症状を悪化させる可能性があります。

このような時は、経口補水液などのハイポトニック飲料（体液より浸透圧が低い飲料）を選ぶことをおすすめします。

アイソトニック飲料	ポカリスエット アクエリアス グリーンダカラ　など
ハイポトニック飲料	イオンウォーター アクエリアス　ゼロ VAAMウォーター　など

まとめ：適量を守って摂取しよう！

グリーンダカラは、熱中症対策や運動時の水分補給に最適で、子どもから大人まで安心して飲める便利な飲料です。

最後にもう一度内容を確認しておきましょう。

グリーンダカラは、運動時や暑い季節に頼れる飲料です。

ただし、普段の水分補給には水やお茶を取り入れながら、バランスよく飲むことを心がけてください。

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