塩にも添加物が入ってる?安全な選び方とおすすめ無添加塩
こんな悩みを解決できる記事を書きました。
私は福岡でパーソナルジムを運営しており、日々お客様の健康や栄養に関する相談を受けています。
その中でも多いのが、調味料の選び方。
とくに塩は、スーパーで買おうとすると価格の安いものから高いものまで、たくさんの種類が販売されていますよね。
製法や添加物の有無などいろいろとあり、
「どれを購入したら良いのかわからない」
と悩む声を多くいただきます。
そこで本記事では、塩に含まれる添加物の種類と役割から、安全な塩の選び方、おすすめの無添加塩を紹介していきます。
本記事を読むことで、自分にぴったりの塩の選び方がわかるはずです!
塩選びに悩んでいる方は、ぜひ最後までごらんください。
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塩に含まれる添加物の種類と役割とは?
実は、塩にも添加物が使われていることをご存じでしょうか?
塩は湿気を吸いやすく固まりやすいため、さまざまな添加物が加えられています。
- 炭酸カルシウム
- 炭酸マグネシウム
- グルタミン酸ナトリウム
- 塩化カリウム
- フェロシアン化物
炭酸カルシウム
炭酸カルシウムは、塩が固まらないようにするための「抗凝固剤」として添加されます。
湿気を吸いやすい塩がさらさらとした状態を保てるのは、この炭酸カルシウムのおかげです。
この成分は、骨や貝殻、卵の殻にも含まれる天然のもので、毒性はほとんどありません。
炭酸マグネシウム
炭酸マグネシウムは、炭酸カルシウムと同様に、塩が固まらないようにする「抗凝固剤」として使われる添加物です。
塩に少量加えることで、さらさらとした使いやすい状態を保てるようにします。
また、炭酸マグネシウムは、ミネラルであるマグネシウムの供給源としても活用されています。
炭酸マグネシウムも天然由来の成分で、毒性はほとんどありません。
グルタミン酸ナトリウム
グルタミン酸ナトリウムは、料理にコクを加えるため、さまざまな加工食品や調味料に使用されています。
グルタミン酸ナトリウム自体は毒性が強いものではありませんが、摂取しすぎると「中華料理店症候群」と呼ばれる症状が一部で報告されています。
- 顔や首のしびれ感
- 動悸
- めまい など
そのため、グルタミン酸ナトリウムの摂取を避けたいと考える人もいるようです。
グルタミン酸ナトリウムが添加されている塩には「アジシオ」などがあります。
詳しくは以下の記事で解説していますので、興味がある方はあわせて参考にしてください。
→アジシオは本当に体に悪いの?原材料・添加物・健康リスクを詳しく解説
塩化カリウム
塩化カリウムは、通常の塩(塩化ナトリウム)の代替として使われることが多く、ナトリウムの摂取量を減らす目的で利用されています。
「塩分カット食塩」の商品には、塩化カリウムが含まれていることがよくある
少量の塩化カリウムは安全とされていますが、大量に摂取すると消化器系への刺激が強く、嘔吐や吐き気、下痢などの症状を引き起こすことがあります。
ナトリウムを控えたい場合に便利な代替品ですが、摂りすぎには注意が必要です。
フェロシアン化物
フェロシアン化カリウムも、塩の抗凝固剤として添加されます。
フェロシアン化カリウム自体は無害とされていますが、加熱や酸との反応で有毒なシアン化水素ガスが発生する可能性があるため、使用量が厳しく規定されています。
アメリカやEUでは一部の塩に添加されるていることがありますが、国内で流通する塩に含まれていることはほとんどありません。
もし海外のお土産などで輸入塩をもらった場合は、原材料表示の欄に「フェロシアン化カリウム」が記載されていないかチェックすると安心です。
知っておきたい3種類の塩
塩にはさまざまな種類があり、違いがわからない方も多いのではないでしょうか?
ここでは、知っておきたい3種類の塩をご紹介します。
- なるべく避けたい精製塩
- 普段使いに便利な生塩
- ミネラル豊富な天然塩
なるべく避けたい精製塩
精製塩とは、海水を電気分解して得た濃い塩水を煮詰めて作られる塩です。
製造工程に「イオン交換膜」「立釜」と記載があれば、精製塩と判断できます。
精製塩は大量生産されるため、スーパーなどで手ごろな価格で販売されています。
ほとんどが塩化ナトリウム(99%以上)で構成され、ミネラルがほとんど含まれていないのが特徴です。
メリット | デメリット |
---|---|
大量生産が可能で、価格が安い | ミネラルがほとんど含まれていないため、健康面でのメリットは少ない |
普段使いに便利な再生塩
再生塩(または再生加工塩)とは、精製塩や輸入塩に、にがりなどのミネラルを加えた塩のことです。
製造工程に「溶解」「混合」と記載があれば、再生加工塩と判断できます。
再生塩には、使用する工程によりミネラル含有量が異なります。
たとえば、「立釜」を使って製造したものはミネラルが取り除かれがちですが、「平釜」を使った再生塩はミネラルが比較的残りやすいのが特徴です。
平釜を使った再生塩では、塩分相当量が91gや93gといった値になっていることが多く、ミネラルを豊富に含んでいます。
再生塩は、野菜やパスタを茹でるときなど、普段使いにおすすめです!
調理後にお湯を捨てる料理には、高価な天然塩を使うのはもったいないですよね。
そこで、再生塩をひとつ常備しておくと便利ですよ。
平釜製法で作られた再生塩を選ぶ
メリット | デメリット |
---|---|
精製塩に比べてミネラルが豊富で、天然塩よりも手ごろな価格 | 天然塩ほどのミネラル量は期待できない |
おすすめの再生塩①あらしお
おすすめの再生塩もご紹介しておきます。
1つ目に紹介するのは、あらしお株式会社のあらしおです。
あらしおは、釜でじっくり炊き上げられた、さっくりとした質感の塩です。
薄片状の結晶が特徴で、昔から日本料理に使われ、料理の素材に良くなじむ塩として珍重されてきました。
長時間寝かせ、水切りして仕上げているため、塩辛さを抑えた調和のとれた風味が楽しめます。
スーパーでも比較的手に入りやすいですよ!
項目 | 栄養成分(100gあたり) |
---|---|
原材料 | 天日海塩(メキシコまたはオーストラリア産) |
製造工程 | 溶解、平釜 |
エネルギー | 0 kcal |
タンパク質 | 0 g |
脂質 | 0 g |
炭水化物 | 0 g |
食塩相当量 | 91.4 g |
価格 | 373円/1000g |
おすすめの再生塩②シママース
シママースは、沖縄で長年愛されている再生塩です。
メキシコまたはオーストラリア産の天日塩を使用し、沖縄の海水で丁寧に溶解・ろ過した後、じっくりと炊き上げて仕上げています。
シママースならではの自然な旨味とまろやかさが特徴で、お漬物や焼き魚などの和食はもちろん、揚げ物や炒め物にも使いやすい塩です。
項目 | 栄養成分(100gあたり) |
---|---|
原材料 | 天日海塩(89.3%メキシコまたはオーストラリア) 海水(10.7%沖縄) |
製造工程 | 溶解、平釜 |
エネルギー | 0 kcal |
タンパク質 | 0 g |
脂質 | 0 g |
炭水化物 | 0 g |
食塩相当量 | 93.2g |
カルシウム | 190mg |
カリウム | 110mg |
マグネシウム | 150mg |
価格 | 495円/1000g |
ミネラル豊富な天然塩
「天然塩」とは、厳密な定義はないものの、海水を原料にして自然な製法で作られた塩のことです。
製造工程に「天日」「平釜」と記載があれば、天然塩と判断できます。
天然塩は、科学的な処理を行っていないため、塩分量が約90gや85gと少なめで、豊富なミネラルが含まれているのが特徴です。
- カルシウム:骨や歯を形成する
- カリウム:塩分の摂りすぎを調節する
- マグネシウム:300種類以上の酵素を活性化する
とくにマグネシウムは、甘いものや炭水化物を多くとったり、ストレスが多い生活を送ったりすることで大量に消費されるミネラルです。
現代の食生活では、精製された食品やインスタント食品が多く、ミネラル不足に陥りやすいです。
そのため、食生活が乱れがちな方やストレスが多い方には、少し高価でも天然塩を常備し、日常的にミネラルを補うことをおすすめします。
メリット | デメリット |
---|---|
ミネラルが豊富 | 大量生産が難しく、高価格になりがち |
天然塩の種類
天然塩は、以下の種類に分けられます。
各天然塩の特徴と用途をまとめましたので、参考にしてください。
天然塩の種類 | 特徴 |
---|---|
海塩 | 海水から採取されミネラルが豊富。 日本で最も一般的な天然塩で、原材料には「海水」と表記。 |
岩塩 | かつて海だった場所が長い年月をかけて結晶化した塩。 アンデスやヒマラヤが有名な産地。 日本では採れないため輸入品が多く、高級なイメージ。 |
湖塩 | 死海など高濃度の塩分を含む湖で採取される希少な塩。 日本では生産されておらず、希少性が高い。 |
藻塩 | ホンダワラなどの海藻を含んだ海水を使用。独特の風味が特徴で、風味を活かした調理に適している。 |
結論!塩は天然塩がおすすめ
結論として、塩は「海水を原料とした天然塩」がおすすめです。
岩塩も魅力的ですが、ミネラル含有量で比較すると、海水から作られる天然塩の方が豊富なミネラルを含んでいます。
ミネラルは体内で作れないため、ミネラル豊富な天然塩は健康維持に役立ちます!
- 塩分バランスを調整し、高血圧の予防に役立つ
- 体内の毒素を排出する
- 代謝が上がり免疫力が向上する
現在、スーパーなどで一般的に販売されている塩の多くは、工業的に製造された精製塩で、ミネラルが除去されています。
その結果、「塩は体に悪い」というイメージが広まり、減塩商品が多く販売されるようになりました。
しかし、本来の天然塩は豊富なミネラルを含み、さまざまな健康効果を持っています。
大切なのは、減塩ではなく排塩です!
天然塩の正しい健康効果を理解し、より良い食生活を目指してくださいね。
あなたに合った塩の選び方
天然塩が健康に良いことはご理解いただけたでしょうか?
ここでは、あなたに合った塩選びのポイントを4つご紹介します。
- 塩の「公正マーク」を確認する
- 塩化ナトリウム含有量に注意する
- 天然塩を選ぶ
- こだわる場合は完全天日塩を選ぶ
塩の「公正マーク」を確認する
塩には「食用塩の表示に関する公正競争規約」に基づいたルールがあり、これに従って表示されている塩には「塩公正マーク」がつけられています。
この「公正マーク」が付いた商品には、原産地や製法(作り方)が必ず表示されるため、成分表の信頼性が高いことを示しています。
ただし、公正マークがあるからといって塩の品質自体が保証されるわけではないので、その点には注意が必要です。
塩化ナトリウム含有量に注意する
原材料表示に「塩化ナトリウム99%以上」と記載がある場合、それは精製塩です。
精製塩はミネラルがほとんど除去されているため、天然塩を選びたい場合は、塩化ナトリウムの含有量に注意しましょう。
天然塩を選ぶ
天然塩を選ぶときは、原材料が「海水」のみで作られた天日塩を選びましょう。
繰り返しになりますが、
- イオン膜・立釜と書かれているものは「精製塩」
- 溶解・混合とある場合は「再生加工塩」
です。
製造工程で、天然塩かどうかを判断しましょう!
こだわる場合は完全天日塩を選ぶ
塩にこだわりたい方には、完全天日塩がおすすめです。
平釜製法よりも多くのミネラルが残り、より自然に近い塩といえます。
また、含まれるミネラルの種類やバランスによって風味が異なるため、風味を楽しみたい方にぴったりです。
本記事で紹介した選び方を参考に、自分に合ったお気に入りの塩を見つけてくださいね!
無添加でおすすめの天然塩3選
最後に、無添加でおすすめの天然塩を3つご紹介します。
- 雪塩
- 恵安の潮
- 海の精 あらしお
このほかにもおすすめの天然塩があれば、ぜひコメントで教えてくださいね。
ゲランドの塩 顆粒
ゲランドの塩は、フランス・ブルターニュ地方の南部にあるゲランド塩田で、完全天日製法によって作られる天然塩です。
海水を塩田に引き入れ、太陽光と潮風の力で結晶化させるため、少しだけ水分が残っているのが特徴です。
成分表示にミネラル量の記載はありませんが、天然のミネラルがそのまま含まれています。
完全天日塩を試してみたい方におすすめです!
項目 | 栄養成分(100gあたり) |
---|---|
原材料 | 海水(フランス) |
製造工程 | 天日、乾燥、粉砕 |
エネルギー | 0 kcal |
タンパク質 | 0 g |
脂質 | 0 g |
炭水化物 | 0 g |
食塩相当量 | 93.9g |
価格 | 1,296円/1000g |
海の精 あらしお
海の精 あらしおは、伊豆大島の黒潮が運ぶ清らかな海水を原料に、伝統的なネット架流下式塩田と蒸気式平釜で作られる国産の天然塩です。
完全天日塩ではありませんが、国産の海水を使用した高品質な天然塩として人気です。
この塩は、どんな料理にも合いますが、シンプルな塩味の料理で美味しさが際立ちます。
ごはんを炊くときにひとつまみ加えると、米の甘みや旨味が引き立ちます!
ただ塩辛いだけでなく、ほのかな甘みや旨味、深いコクが感じられる天然塩です。
項目 | 栄養成分(100gあたり) |
---|---|
原材料 | 海水(伊豆大島近海) |
製造工程 | 天日、平釜 |
エネルギー | 0 kcal |
タンパク質 | 0 g |
脂質 | 0 g |
炭水化物 | 0 g |
食塩相当量 | 86.36g |
カルシウム | 400mg |
カリウム | 240mg |
マグネシウム | 700mg |
価格 | 648円/240g |
雪塩
雪塩は、沖縄の美しい海で知られる宮古島の地下海水から作られた天然塩です。
宮古島の地下海水には、琉球石灰岩の成分が豊富に含まれており、通常は取り除かれるにがり分もすべて凝縮されています。
粉雪のようにきめ細かい粒子で、「溶けやすく」「浸透しやすく」「付着性が良い」の三拍子が揃っています。
食塩相当量は72.6gと控えめで、マグネシウムやカリウムなどのミネラルが豊富です。
前に紹介した2つの商品と比べるとやや高めですが、ミネラルをしっかり摂取したい方におすすめです!
項目 | 栄養成分(100gあたり) |
---|---|
原材料 | 海水(宮古島) |
製造工程 | 逆浸透膜、加熱ドラム |
エネルギー | 0 kcal |
タンパク質 | 0 g |
脂質 | 0 g |
炭水化物 | 0 g |
食塩相当量 | 72.6g |
カルシウム | 832mg |
カリウム | 1000mg |
マグネシウム | 3310mg |
価格 | 1700円/260g |
まとめ:ミネラル豊富な天然塩を活用しよう
塩には、製法や添加物の有無によりさまざまな種類があります。
本記事では、添加物の種類や役割、安全な塩の選び方、手軽に購入できる天然塩を紹介してきました。
最後にもう一度内容を確認しておきましょう。
- 塩化ナトリウムの含有量に注目
- 日常使いには平釜製法の再生塩
- 天然塩は海水塩がおすすめ
健康に気をつけるなら、ミネラル豊富な天然塩を日常の食事に取り入れましょう!
追伸:家族の健康を守りたい方は必見です!
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