さつまいもから出る白い液体!?その謎の成分「ヤラピン」とは?
さつまいもの白い液体の正体は?
食べても大丈夫なの?
さつまいもを切った時に出る、あの白い液体に驚いたことはありませんか?
あの液体の正体は「ヤラピン」という成分です。
私もさつまいもを頂いた時ににじみ出る白い液体に驚き、捨てるか食べるか迷っていました。
しかし、このヤラピンには腸の調子を整える効果や便秘を防ぐ効果があるのです。
そこで今回は、さつまいもの特徴やヤラピンの効果、さつまいもの健康的な食べ方について紹介します。
ぜひ、参考にしてください!
【プロフィール】
・行橋のストレッチサロンREVERTストレッチトレーナー
・姿勢改善スクールAPI「姿勢改善スペシャリスト」
・ボディメイクコンテスト受賞多数
・大手パーソナルジム公式メディア「パーソナルジムの教科書」の監修者
・著書「自重筋トレ入門」「ダンベルトレーニング入門」
さつまいもの特徴
サツマイモは、栄養満点の食材として知られています。
最も注目なのは、その豊富な食物繊維の含有量です。
この食物繊維に加え、ヤラピンという成分が体内の排泄をサポートし、便秘の予防に役立ちます。
また、サツマイモにはみかんと同じくらいのビタミンCが含まれており、加熱してもその栄養価はほとんど失われません。
カリウムやカルシウム、リン、鉄などの成分、さらにはビタミンB1、B2も豊富に含まれていますよ。
便秘予防効果があるヤラピン
さつまいもをカットした時にでる乳白色の液体は、ヤラピンという成分です。
このヤラピンは、腸を整える効果があり、加熱してもその成分が失われることはありません。
さつまいもの豊富な食物繊維とヤラピンが共に作用することで、腸の調子を整え、便秘を防ぐ効果が高まります。
さつまいもは冷やして食べるのがポイント
さつまいもは加熱調理されることで、でんぷんの結晶構造が変化します。
その後、冷やすことで再結晶化が進み、消化されにくくなるレジスタントスターチ(RS)に変化します。
RSは、大腸で善玉菌のエサとなり、腸内環境を整える働きがあるため、さつまいもは加熱した後、冷やしてから食べるとより健康的です。
レジスタントスターチとは?
レジスタントスターチとは、通常の消化酵素で分解・吸収されにくいでんぷんの一種です。
胃や小腸で完全に消化されず、大腸に届き、腸内細菌によって発酵されます。
レジスタントスターチの摂取は、糖尿病予防、インスリン感受性の向上、コレステロール値の改善、腸内の健康の促進など、多くの健康効果に寄与することが研究で示されています。
さつまいもを食べて便秘を解消しよう!
今回は、さつまいもの特徴やヤラピンの効果、さつまいもの健康的な食べ方について紹介してきました。
さつまいもの一種である「紅天使」を使った便秘改善効果の研究では、紅天使の摂取量が増加するにつれて、排便回数も増加することがわかっています。
これから食べる機会が増えるさつまいも。
ぜひ日常の食生活に取り入れ、快適な生活を手に入れましょう!
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