肥満症治療薬ウゴービで本当に痩せられる?費用や効果、対象者を解説
2024年2月22日に発売された肥満症治療薬「ウゴービ」は、空腹感を軽減し、満腹感を高めることで食事量を減らし、体重減少を促す新しい治療法です。
しかし、誰でも使用できるわけではありません。
本記事では、肥満症治療薬「ウゴービ」の対象者や主な効果、費用について解説します。
参考サイト:ノボ ノルディスク ファーマ株式会社 ウゴービ サイト
【プロフィール】
・行橋の健康サロン「REVERT」代表トレーナー
・姿勢改善スクールAPI「姿勢改善スペシャリスト」
・ボディメイクコンテスト受賞多数
・大手パーソナルジム公式メディア「パーソナルジムの教科書」の監修者
・著書「自重筋トレ入門」「ダンベルトレーニング入門」
ウゴービの対象者と主な効果
- 医師により肥満症と診断された方
- 高血圧、脂質異常症、または2型糖尿病のいずれかを有する方
- 食事療法・運動療法を行っても十分な効果が得られなかった方
- 以下のいずれかに該当する方
- BMIが27kg/m2以上であり、2つ以上の肥満に関連する健康障害を有する
- BMIが35kg/m2以上
- 食欲抑制による食事量の減少
- 満腹感の増加による食べ過ぎ防止
- 体重減少による肥満関連疾患のリスク軽減
ウゴービは、肥満症の治療薬として開発された薬です。
しかし近年、高い減量効果から、美容目的で不正使用されるケースが増加しています。
STEP臨床試験プログラムからわかるウゴービの効果
STEP臨床試験プログラムは、肥満の成人を対象とした「セマグルチド皮下注2.4mgSD」の週1回皮下投与の有効性と安全性を検証する、大規模な臨床試験プログラムです。
日本人585例が参加したSTEP6試験では、生活習慣改善(食事療法および運動療法)だけでは十分な減量効果が得られない、過体重または肥満の成人において、以下のような結果が示されました。
- 投与68週時に13%以上の体重減少を達成
- 肥満に関する合併症(2型糖尿病、高血圧、脂質異常症)の改善
ウゴービ皮下注の用法・用量と薬価について
- 用法・用量
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- 成人には、セマグルチド(遺伝子組換え)として0.25mgから投与を開始し、週1回皮下注射します。
- その後は4週間の間隔で、週1回0.5mg、1.0mg、1.7mgおよび2.4mgの順に増量し、以降は2.4mgを週1回皮下注射します。
- 患者の状態に応じて適宜減量します。
- 注射方法
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ウゴービ皮下注は、腹部、太もも、上腕に皮下注射します。
- 薬価
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- ウゴービ皮下注0.25mg
1,876円/キット - ウゴービ皮下注0.5mg
3,201円/キット - ウゴービ皮下注1.0mg
5,912円/キット - ウゴービ皮下注1.7mg
7,903円/キット - ウゴービ皮下注2.4mg
1万740円/キット
- ウゴービ皮下注0.25mg
ウゴービ皮下注の注意点
ウゴービ皮下注にはいくつかの副作用があります。
開始直後に以下の消化器症状が現れる可能性があります。
- 嘔気・嘔吐
- 吐き気、下痢、便秘などの副作用
上記の症状は、時間が経つと軽減します。
まとめ:運動習慣と食生活を見直し、肥満を予防しよう
ウゴービ皮下注は、肥満症の治療薬として効果的な薬です。
最終的に2.4mgを週1回皮下注射することになるため、費用は毎週10,740円、月に換算すると42,960円となります。
肥満は、糖尿病や高血圧など、さまざまな健康リスクを伴います。
ウゴービ皮下注に頼らなくてはいけない状況になる前に、運動習慣と食生活を見直し、肥満を予防することが大切です。
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