スーパーで買える!安全な牛乳の選び方と低温殺菌・ノンホモ牛乳も紹介

よしひろ

こんな悩みを解決できる記事を書きました。

私は福岡でパーソナルジムを運営しており、日々お客様の健康や栄養に関する相談を受けています。

スーパーに行くと、たくさんの牛乳が並んでいて、どれを選んだらいいのか迷ってしまいますよね。

結局、特売品を買ったり、健康に良さそうだからと低脂肪牛乳を手に取ったりしている方も多いはずです。

ですが、その牛乳が逆に健康に悪影響を与えてしまうことも。

そこで本記事では、牛乳の選び方のポイントを5つご紹介します。

このポイントを押さえておけば、もうスーパーで牛乳選びに迷うことはありません。

また記事の後半では、安心・安全なおすすめ牛乳をピックアップしています。

「毎日飲んでいるけど、なんとなく選んでいる」という方は、ぜひ最後までご覧ください。

執筆者
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牛乳の種類

私たちが何気なく買っている牛乳には、実は種類があるのをご存知でしょうか?

牛乳の種類は、商品に表示されている、種類別の欄で確認できます。

種類別の欄
画像引用:Jミルク

具体的な種類は、以下の6種類です。

スクロールできます
種類乳脂肪分・成分説明
牛乳3%以上生乳を加熱殺菌してそのまま詰めたもの
成分調整牛乳生乳から乳成分の一部(脂肪、ミネラルなど)と取り除き、成分を調整したもの
低脂肪牛乳0.5〜1.5%脂肪分を減らして、カロリーを抑えたもの
無脂肪牛乳0.5%未満ほとんど脂肪を含まない牛乳で、カロリーが低い
加工乳生乳にクリームやバターなどを加えて成分を調整したもの
乳飲料乳固形分3%以上生乳や乳製品を主原料に、ビタミンやミネラルなどの乳製品以外のものを加えたもの
参考:食の選び方大全

上記の表で紹介した牛乳の種類は、下に行くほど多くの処理が施されています。

たとえば、牛乳の場合、生乳を殺菌しただけであり、水分を加えることは一切禁止されています。

生乳

搾ったままの状態で何も加えられていない乳のこと

なお、牛乳のパッケージによくある、生乳100%と表示できるのは、以下の4種類です。

  • 牛乳
  • 成分調整牛乳
  • 低脂肪牛乳
  • 無脂肪牛乳
よしひろ

品質を重視するなら、牛乳を選ぶのがおすすめです。

スーパーで買える!安全な牛乳の選び方5選

スーパーで買える!安全な牛乳の選び方5選

スーパーでたくさんの種類の牛乳を前にすると、どれを選べばいいのか迷ってしまいますよね。

そこで、スーパーで安全な牛乳を選ぶときのポイントを5つにまとめました。

  • 放牧飼育の牛乳を選ぶ
  • 低温殺菌牛乳を選ぶ
  • ノンホモジナイズ牛乳を選ぶ
  • ジャージー牛の牛乳を選ぶ
  • 有機JAS認証の牛乳を選ぶ

放牧飼育の牛乳を選ぶ

1つ目のポイントは、放牧飼育された『グラスフェッドミルク』を選ぶことです。

グラスフェッドミルク

牧草のみを食べて育った牛の牛乳のこと

『グラス=草』『フェッド=エサ』という意味で、牛が本来の食事である牧草を食べて育っています。

「いやいや、牛って草を食べて育つのが普通でしょ?」と思うかもしれませんが、実はそうではありません。

多くの牛は、成長を早めたり乳量を増やすために、トウモロコシや大豆などの穀物を与えられています。

これらには、遺伝子組換え作物が含まれている可能性があり、注意が必要です。

遺伝子組換え作物については詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください。

遺伝子組換え食品は体に悪い?メリット・デメリットをわかりやすく解説

一方で、牧草飼育の牛は、広大な牧草地でイネ科やマメ科などの自然由来の草のみを食べているのが特徴です。

牧草地を動き回ることで適度な運動が確保され、牛のストレスも少なく、健康的に育ちます。

その結果、脂肪分が少なく引き締まった質の良い牛乳を生み出します。

低温殺菌牛乳を選ぶ

次に注目すべきポイントは殺菌方法です。

牛乳は生きた乳牛から絞られるため、雑菌が繁殖しやすく、衛生を保つために殺菌処理が欠かせません。

現在、最も一般的に行われているのが、超高温殺菌です。

超高温殺菌

120~150℃という高温で、わずか1~3秒という短時間で殺菌する方法

日本国内では約9割の牛乳が、超高温殺菌で処理されています。

この方法にはメリットとデメリットがあり、それぞれ以下の通りです。

メリットデメリット
短時間で大量生産できる有用な細菌や微生物も一緒に死滅させてしまう
自然な風味が損なわれる
たんぱく質が熱で変性する
超高温殺菌法のメリット・デメリット

そこでおすすめなのが、低温長時間殺菌です。

低温長時間殺菌

63~65℃という低めの温度で30分間じっくり加熱殺菌する方法

時間はかかりますが、牛乳本来の風味や栄養を守れるため、健康志向の方におすすめの方法です。

参考:日本乳業協会
参考:東毛酪農農業協同組合

ノンホモジナイズ牛乳を選ぶ

ノンホモ牛乳は消化がゆっくり進むため、乳糖不耐症の方でもお腹を壊しにくいと言われています。

ノンホモ牛乳

牛乳の中にある脂肪球(脂肪の粒)を細かく砕いて均一にする、ホモジナイズ処理が行われていない牛乳のこと

ノンホモ牛乳はホモジナイズ処理を行わないため、クリーム層ができやすく、牛乳本来の濃厚な味わいを楽しめます。

一方、一般的な牛乳では、ホモジナイズ処理によって脂肪分が均一化され、分離しにくくなるため、クリーム層ができません。

扱いやすく安定していますが、自然な風味は損なわれやすいです。

ジャージー牛の牛乳を選ぶ

ジャージー牛の牛乳は、よく目にするホルスタイン種(白黒模様の牛)に比べて、乳脂肪分やたんぱく質が豊富で、濃厚でクリーミーな味わいが特徴です。

ジャージー牛

イギリスのジャージー島原産の茶色い乳牛

ホルスタイン種との栄養成分の違いは、以下の通りです。

スクロールできます
種別乳脂肪分(%)乳たんぱく(%)無脂乳固形分(%)
ホルスタイン種3.933.338.81
ジャージー種4.983.919.29
引用:オハヨー乳業

また、栄養価が高く、品質の良い牛乳として知られています。

とくに以下の成分が、ホルスタイン種と比べて豊富に含まれています。

  • カロテン
  • 乳糖
  • 灰分

参考:タカハシ乳業

しかし、日本国内では、ジャージー牛の飼養頭数は非常に少なく、全体のわずか0.8%という希少な存在です。

よしひろ

主に岡山県の蒜山高原や北海道、熊本県などで育てられています!

スクロールできます
種別頭数(全国)構成比
ホルスタイン種1,301,21798.5%
ジャージー種11,1860.8%
その他8,5380.6%
合計1,320,941100%
引用:オハヨー乳業

ジャージー牛は非常に希少なため、特別な美味しさを楽しめます。

有機JAS認証の牛乳を選ぶ

非常に珍しいですが、牛乳にも有機JAS認定を受けている製品があります。

有機JAS認証

農林水産省が定めた厳しい基準をクリアした農産物や加工品に与えられるもの

有機JAS認証の牛乳は、農薬や化学肥料を使わず、環境にも配慮した生産方法で作られているため、生産者が自分の商品に自信を持っている証と言えるでしょう。

また、有機JASマークが付いていることで、安全性や品質の高さを保証する安心材料にもなります。

通常の牛乳に比べてお値段は高めですが、環境への配慮や安全性、そして品質を考えれば、それだけの価値がある商品です。

牛乳が体に悪いと言われる理由

牛乳が体に悪いと言われる理由

牛乳は健康にいいと言われる一方で、牛乳は体に悪いという意見も耳にします。

ここでは、牛乳が体に悪いと言われる理由について解説していきます。

  • 牛乳に含まれるカゼインの問題
  • 牛乳に含まれる乳糖の問題
  • 成長ホルモン投与の問題

牛乳に含まれるカゼインの問題

牛乳に含まれるカゼインというたんぱく質が問題視されています。

これは人間の母乳に含まれるカゼインとは異なる種類で、消化が難しく、腸管に炎症を引き起こしやすいとされています。

このため、牛乳を摂取すると慢性的なアレルギー反応や消化不良を引き起こす可能性があるのです。

アレルギー体質の方や消化機能が弱い方にとって、カゼインは注意すべき成分のひとつです。

牛乳に含まれる乳糖の問題

牛乳に含まれる乳糖も問題のひとつです。

乳糖を消化できず、下痢などの症状が出る人が少なくありません。

これは、体内で乳糖を分解する酵素が不足しているためです。

乳糖を分解できない状態 = 乳糖不耐症

乳糖不耐症の人が牛乳を飲むと、腸内で未消化の乳糖が発酵し、腹痛や下痢といった不快な症状を引き起こします。

このため、乳糖不耐症の方は牛乳の摂取に注意が必要です。

成長ホルモン投与の問題

家畜に成長ホルモンが投与される問題も懸念されています。

牛の成長を促進するために使われるホルモン剤については、国際的にも意見が分かれています。

国連の食品安全機関(JECFA)

「ホルモン剤の残留レベルは人体に影響を与えるほどではない」として使用を認めている

EU科学委員会

「特に思春期前の小児には発がん性や生殖への悪影響が懸念される」として、ホルモン剤の使用を禁止している

このように見解が対立しているため、私たち消費者としては、自分自身でリスクに対する考え方を学ぶ必要があります。

小児や妊娠中の女性は、ホルモンの影響を受けやすいので、牛乳を選ぶ際は、産地や認証ラベルを確認しましょう。

よしひろ

ホルモン剤不使用やオーガニック認証を受けた牛乳を選ぶと安心です!

参考:厚生労働省‐研究「畜産食品中残留ホルモンのヒト健康に及ぼす影響に関する研究」

体にいい!おすすめの低温殺菌・ノンホモ牛乳7選

最後に、体に良いとされるおすすめの低温殺菌・ノンホモ牛乳を7つご紹介します。

私は福岡に住んでいるため、すべての地域のスーパーでどこに売られているかまではわかりませんが、SNSでは「スーパーで買えた」という情報もあります。

もしお近くのスーパーで見つけた場合は、ぜひコメントで教えていただけると嬉しいです。

皆様の情報を元に記事を更新して、さらに役立つ情報にしていきたいと思います。

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製品名製品画像内容量価格
養老牛放牧牛乳養老牛放牧牛乳900cc1500円
ノンホモ牛乳【木次産業】ノンホモ牛乳1000cc448円
低温殺菌ノンホモ牛乳【伊都物語】低温殺菌ノンホモ牛乳800cc×2本1036円
低温殺菌牛乳63℃低温殺菌牛乳1000cc440円
中洞牧場牛乳中洞牧場牛乳500cc1188円
ホーツクオコッペ有機牛乳ホーツクオコッペ有機牛乳900cc810円
十勝オーガニック牛乳十勝オーガニック牛乳900cc2700円
  • 【山本牧場】養老牛放牧牛乳
  • 【木次産業】ノンホモ牛乳
  • 【伊都物語】低温殺菌ノンホモ牛乳
  • 【東毛酪農】低温殺菌牛乳63℃
  • 【なかほら牧場】中洞牧場牛乳 
  • 【ノースプレインファーム】オホーツクオコッペ有機牛乳
  • 【鈴木牧場】十勝オーガニック牛乳

【山本牧場】養老牛放牧牛乳

【山本牧場】養老牛放牧牛乳
画像引用:山本牧場

養老牛放牧牛乳は、有機JAS認証を受けたノンホモ低温殺菌牛乳です。

この牛乳は、農薬や化学肥料を使用せずに育てた牧草だけを食べて育った牛から生産されています。

また、季節ごとに牛乳の味わいが変わるのも特徴です。

夏の牧草を食べた牛の牛乳には緑のラベルが貼られ、すっきりとした味わいが楽しめます。

一方、冬に貯蔵草を食べた牛の牛乳には赤いラベルがあり、濃厚な味わいが特徴です。

取扱店舗一覧はこちら

原材料生乳100%
内容量900cc
価格1500円

【木次産業】ノンホモ牛乳

【木次産業】ノンホモ牛乳
画像引用:木次産業

木次産業のノンホモ牛乳は、島根県内の酪農家が愛情を込めて育てた牛から搾られた牛乳です。

この牛乳は、栄養や風味を損なわないように、パスチャリゼーション(72℃で15秒間の短時間殺菌)という方法を採用しています。

脂肪分が分離してクリーム層ができるため、牛乳本来のコクと濃厚さを感じられます。

さっぱりとした後味も特徴で、濃厚さとさっぱり感がバランスよく楽しめる一品です。

原材料生乳100%
内容量1000cc
価格448円

【伊都物語】低温殺菌ノンホモ牛乳

伊都物語は、福岡県糸島市にある糸島みるくぷらんとが製造する低温殺菌ノンホモ牛乳です。

厳選された酪農家から毎朝集められた新鮮な原乳を使用しています。

この牛乳の特徴は、驚くほどの自然な甘さとフレッシュな味わいです。

63℃で30分間という低温殺菌を行い、ノンホモジナイズ処理(ノンホモ)で作られているため、まるで搾りたての牛乳のような風味が楽しめます。

取扱店舗一覧はこちら

原材料生乳100%
内容量800cc(2本)
価格1036円

【東毛酪農業協同組合】低温殺菌牛乳63℃

東毛酪農低温殺菌牛乳63℃は、東毛酪農業協同組合が製造する低温殺菌牛乳です。

この牛乳は、組合に所属する28戸の生産者から集められた生乳のみを使用し、ノンホモジナイズド処理を行っています。

低温でじっくりと殺菌することで、牛乳本来の栄養価や風味を守りつつ、濃厚で甘みがありながらもすっきりとした後味を実現しています。

牛乳が苦手な方でも飲みやすいのが特徴です。

原材料生乳100%
内容量1000cc
価格440円

【なかほら牧場】中洞牧場牛乳

【なかほら牧場】中洞牧場牛乳
画像引用:なかほら牧場

なかほら牧場は、国内でも数少ない24時間365日、昼夜自然放牧です。

ここで育つ牛たちは、日本在来種の野シバや木の葉、野草など、牛本来の食性に基づいた自然の草を食べて健康に育っています。

搾乳後は、隣接する工場で63〜65℃で30分間、ノンホモ・低温殺菌処理を行い、そのまま出荷されます。

この牛乳は、時間が経つとビンの口にクリーム(乳脂肪分)がたまるのが特徴で、ホモジナイズ加工をしていない自然な証拠です。

原材料生乳100%
内容量500cc
価格1188円

【ノースプレインファーム】オホーツクオコッペ有機牛乳

ノースプレインファームのオホーツクオコッペ有機牛乳は、創業以来変わらない、低温殺菌&ノンホモジナイズ製法で作られた牛乳です。

この牛乳は、広々としたオホーツクの大地でのびのびと育てられた牛から搾乳されています。

牛たちが健康で快適な環境で過ごしているため、より良質な牛乳が生まれます。

また、季節ごとに変わる牛のエサや環境により、季節ごとの自然な味わいの変化も、この牛乳の大きな魅力です。

搾りたてのミルクのようなフレッシュで自然な風味が楽しめる、特別な一杯です。

原材料生乳100%
内容量900cc
価格810円

【鈴木牧場】十勝オーガニック牛乳

【鈴木牧場】十勝オーガニック牛乳
画像引用:鈴木牧場

鈴木牧場の十勝オーガニック牛乳は、有機牧草を食べ、自然放牧で育った牛から搾られたノンホモ低温殺菌牛乳です。

ホルモン剤、ワクチン、駆虫剤、遺伝子組換え飼料は一切使用せず、搾乳から30分以内に63℃で30分間の低温殺菌(ノンホモジナイズ)処理を行っています。

また、この牛乳は乳糖不耐症の方にも嬉しい、A2ミルクとして知られており、通常の牛乳よりもお腹に優しいのが特徴です。

日がたつごとにコクと甘さが増すため、自然な風味の変化を楽しめる特別な一品です。

原材料生乳100%
内容量900cc
価格2700円

低温殺菌ノンホモ牛乳はバターや生クリームが作れる

低温殺菌ノンホモ牛乳はバターや生クリームが作れる

低温殺菌のノンホモ牛乳は、バターや生クリーム作りに最適です。

密閉できる容器に適量を入れて、5〜10分ほどしっかり振るだけで、無塩バターが簡単に作れます。

また、この牛乳を使えば、生クリームやアイスクリームも手軽に作れます。

よしひろ

手作りの美味しさをぜひ体験してみてくださいね。

まとめ:製法や品質に注目して牛乳を選ぼう

スーパーで牛乳を選ぶとき、つい特売品や健康に良さそうな低脂肪牛乳に手を伸ばしてしまうことも多いですよね。

しかし、健康を考えるならば、牛乳の種類や製法を知り、しっかりと選ぶことが大切です。

最後にもう一度、牛乳の選び方のポイントをおさらいしておきましょう。

  • 放牧飼育
  • 低温殺菌
  • ノンホモジナイズ
  • ジャージー牛
  • 有機JAS認証

牛乳の製法や品質に注目することで、より安全で美味しい牛乳を選べます。

次回の買い物では、本記事を参考に牛乳を選んでみてくださいね。

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